ガイドデントインプラントとは

従来の歯科インプラント治療は、レントゲンでは顎の骨の厚み等の正確な情報を確認することができなかった為、医師がこれらを確認する為に歯茎を大きく切開・剥離して骨を露出させ、確認をする必要がありました。そのため、
①切開部分を閉じるために縫合が必要となり、手術時間が長くかかってしまう
②患部が痛んだり、腫れたりする場合がある
③ドリルで歯槽骨に穴を開けるに際して、歯科医師の治療経験と勘に頼らざるを得ないという一面がある
という3つの問題点がありました。

一方、ガイドデント・インプラントは、マービン・ローゼンパーグ博士を中心に開発したインプラントの治療法です。

ガイドデント・インプラントは、「CTスキャン」「ナビゲーションシステム」の2つの最先端のシステムによって、歯茎の上から直接インプラントの土台を埋め込む穴をドリルで空けることができる、一切の切開・剥離する必要がない「切らないインプラント治療法」です。

治療計画、正確なインプラントの埋め込み、歯の修復を、短時間に生体組織への最小限の処置により安全に行うことが可能と言われています。

CTスキャンについて

歯科インプラント施術前に、口腔内にセラミックボール入りのステントを装着し、CTで口腔内の領域を断層撮影します(撮影時間は15~30分位)。

撮影したデータの歪みを補正し、データをコンピュータ上に3次元画像化する事で「骨の幅と厚み(形態や骨質)」「血管・神経の走向」「下顎管や上顎洞の位置」を立体的かつ正確に情報を得ることができるようになりました。

このことで、施術前に治療部位の分析、詳細な歯の修復、治療計画の検討を可能にすることが出来、綿密なインプラントプランニングが可能と言われています。

ナビゲーションシステムについて

ナビゲーションシステム(リアルタイムナビゲーションシステム) は、綿密なインプラントプランニングに基づいて正確にオペするために、インプラントを埋入する手術中も、手術部位とハンドピースに発光ダイオードをつけ、赤外線カメラによってその位置を追尾するナビゲーションシステムです。

ナビゲーションシステムによって、インプラント埋入の位置・角度・深さが、データをもとに作成された3Dプランニング画面上に表示され、ドリルの位置をリアルタイムで表示し、視覚で確認することが出来ます。

また、計画の軌道からはずれたら音声で知らせるアラーム機能も搭載しています。±250ミクロン以下の高精度でドリリングのナビゲーションを行い、きわめて安全・安心な歯科インプラント治療を実現します。

解剖学的、科学的根拠に基づいた治療が行える(「EMB」)最先端のナビゲーションシステムと言われています。

ガイドデントインプラントの安全性

ガイドデント・インプラントは、CTスキャン等によって、骨の状態を目で確認しなくても、安全に手術を行うことが出来ます。また、従来のインプラント治療の様に縫合の必要がないので時間の短縮も大幅にでき、痛みや腫れ、感染症の心配も無いと言われています。

ガイドデントインプラントの利点と欠点

【利点】

  1. 従来の歯科インプラント治療方法では危険なエリアであった下顎管や上顎洞の位置を正確に把握した上で、シミュレーション・インプラントプランニングを行う事が可能と言われています。
  2. 患者への説明に際して、CTスキャンによる3D画像を使って分りやすく説明が出来ます。人目でわかりやすく、深い納得の上で安心して歯科インプラント治療を受けることが出来ると言われています。
  3. ドリルナビゲーションにより、安全で確実な手術が可能と言われています。
  4. 下顎前方部等の治療については、術後すぐに仮の歯の装着が可能です。
  5. 世界最先端の技術により、治療計画の段階から施術中に至るまで「目に見える安心」が提供されます。
  6. 従来の治療のように切開をすると、その部分から感染症を引き起こし、治癒が遅れたりする事もありましたが、ガイドデントのインプラントは切開をしないので、感染症を引き起こす心配が少ないと言われています。

【欠点】

  1. 最新の機材(世界最先端の技術)が必要であるため、採用している医院が少ない。