歯が抜けたことで影響する様々な影響

歯科インプラントイメージ歯が抜けてしまった場合に、「面倒くさいし、色んな不便さもその内慣れるだろう。また、お金もかかるから放っておこう」と考えたら、どうなると思いますか? 当然、抜けた歯が“親不知”の場合は放っておいても問題無いでしょうが、その不便さが慣れた頃から徐々に問題点が表面化してきます。

ここでは、歯の持つ機能がどういったもので、それを失うことでどういった問題点が出てくるのか見てみましょう。
まず、歯(口)って何であるのか?考えてみたことはありますか?
皆さんご存知のとおり、生物は「植物」と「動物」に分けられます。植物には口が無くて動物には口があることはわかりますよね。動物は栄養を摂取するために口というものがあります。また、消化を助けるために「歯」があります。
その「歯」がなくなってしまうと、どのような影響があるのでしょうか?。

機能面での影響

歯科インプラントイメージまず、「歯の持つ機能的な観点」「歯や骨の特性」から、歯を失ってすぐに出てくる問題として次のことが挙げられます。

  1. ものがうまく噛み切れない・噛み砕けない
  2. うまくかめないことによって、食べ物が消化しにくい状態で胃腸に送られるため、胃や腸への負担が増加します。また、咀嚼が十分でないと唾液の分泌が不足するので、消化の妨げになります。このことから、胃腸病の原因になります。
  3. 唾液の分泌が不足することで、口臭の原因ともなります。これは、唾液が口の中をきれいにする自浄作用があるためです。
  4. 食べたいものが食べられないことによる心身的なストレスによる影響が発生することもあります。
  5. 失った歯と対応する歯(かみ合わせの反対側の歯)は、かみ合う歯がないため、徐々に伸びてきます。これによって、咬み合わせが悪くなります。
  6. 隣接した歯どおしがお互いを支えていますので、歯が抜けたことによって支えが無くなり、抜けた歯の両隣の歯が抜けた歯の方に動いて傾いてきます。これによって、咬み合わせが悪くなります。また、その傾いてきた歯の更にその隣の歯も、歯が傾いたことによって支えが無くなり、同じように傾いてきます。
  7. (e)(f)による、咬み合わせのずれによって、顎関節症を引き起こし、肩こりや顎関節の痛みを引き起こしたりします。
  8. 歯と歯の隙間が広がることで、ブラッシングが行き届きにくくなることから、プラークがたまりやすくなり、健康な残存歯が、虫歯や歯周病ができやすい環境になってしまいます。
  9. 人間の重い頭は、頑丈な奥歯によって支えられていることで、直立歩行の際に重要なバランスを取っているとも言われています。奥歯が無くなった場合には、バランスが悪くなることから、体に歪みが生じることもあります。
  10. 口の中には、非常に多くの神経が通っています。歯を失ったことによる咀嚼などの変化が、脳への刺激減少となります。
  11. 以上のような原因が相まって、他の健康な歯が人よりも早く抜けてしまうことがあります。

審美面での影響

歯科インプラントイメージ次に、歯の持つ審美性やコミュニケーションについて考えてみたいと思います。数年程前の話になりますが、テレビCMで「きれいなお姉さんは好きですか?」といったのがありましたよね。では「きれいなお姉さん」ってどんな人だと思いますか?そのCMは歯磨き粉のCMですが、「白い歯」であること、即ち、笑った時の綺麗な白い歯が「きれいなお姉さん」ということになっています。白い歯云々の前に、その歯が無くなってしまったら・・・。また、口は「話す」=「コミュニケーション」の役割も果たします。

  1. 歯の一部欠損(特に前歯の欠損)は、人前で笑顔を見せることがコンプレックスになり、笑顔が見せれなくなります。
  2. 抜けた歯の間から空気が漏れることで、発音がうまく出来なくなり、人とのコミュニケーションを阻害することがあります。
  3. (a)や(b)のことが原因となり、人とのコミュニケーションが阻害され、表情が暗くなってしまいます。
  4. 歯の欠損は、歯肉の退縮(歯ぐきの位置が下がってくる)を引き起こし、 歯を失うと、歯肉が小さくなってしまいます。歯肉がやせると、さらに頬がこけて見えたり顎がたるんで見えたりすることもあります。
  5. 輪郭が変化してきます。20世紀を代表するドイツの偉大な女優マレーネ・ディートリッヒは、頬のラインをくぼませるために奥歯を抜いたという有名な話があるように、奥歯を失うと頬のラインや顎のラインが内側に寄り輪郭が変化します。
  6. 前歯を欠損した場合は口元にシワが寄りやすくなります。

影響に関するまとめ

以上のように、ザッと数えても10数個の問題点が出てきます。
また、治療にかかる時期も影響します。大切な歯が抜けてしまってから、時間がたてばたつほど、悪化してしまい、治療が難しくなったり、成功率が低くなったり、出来上がりの成果が低くなったり・・・と良いことはありません。

たしかに、人間社会では歯を失っても生きることはできます。しかしながら、健康で生き生きと暮らすのと、暗く病気の多い人生は全く違います。出来ることであれば、健康で生き生きと暮らしたいと考えるのは、人間として当然のことです。目先の治療に要する時間やお金に左右されて、今後の長い人生を台無しにしてしまわないよう、歯科インプラントをはじめ、いくつかある治療方法の中で、最良の治療方法である「歯科インプラント」について、ご紹介いたします。